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著作権判例セレクション一覧 Last updated/05/08/2025
{01-16}
{01} 著作権法の目的/著作権制度全般
{02} 著作権法の適用範囲
{03} 著作物の定義
{03-1}
公衆の定義
{04} 言語著作物
{05}
音楽著作物
{06} 舞踊無言劇著作物
{07} 美術著作物
{08} 建築著作物
{09}
地図図形著作物
{10}
映画著作物
{11}
写真著作物
{12}
プログラム著作物
{13} 二次的著作物
{14}
編集著作物
{15} データベース著作物
{16}
権利の目的とならない著作物
{17-44}
{17} 著作者
{18} 共同著作
{19} 著作者の推定
{20} 職務上作成する著作物の著作者
{21} 映画著作物の著作者
{22} 著作者の権利/著作権総論
{23} 著作者人格権
{24} 公表権
{25} 氏名表示権
{26} 同一性保持権
{27} 著作権侵害総論
{28} 複製権又は翻案権の射程範囲
{29} 言語著作物の侵害性
{30} 音楽著作物の侵害性
{31} 美術著作物の侵害性
{32} 建築著作物の侵害性
{33} 地図図形著作物の侵害性
{34} 映画著作物の侵害性
{35} 写真著作物の侵害性
{36} プログラム著作物の侵害性
{37} 表現形式が異なる著作物間の侵害性
{38} 演奏権
{39} 公衆送信権
{40} その他の支分権
{41} 二次的著作権と原著作権
{42} 編集著作権/データベース著作権
{43} 編集著作権の侵害性/データベース著作権の侵害性
{44} 映画著作物の著作権の帰属
{45-57}
{45} 著作権の制限
{46} 引用
{47}
保護期間
{48}
著作権の譲渡
{49} 著作物の利用の許諾
{50} コンテンツ契約紛争事例
{51}
共同著作物の著作者人格権/共有著作権
{52}
登録制度
{53}
出版権/出版許諾
{54}
著作隣接権
{55} パブリシティ権
{56} プライバシー権/人格権/肖像権/名誉権
{57}
ネット社会と人権
{58-}
{58}
侵害主体論
{59}
差止請求
{60} 侵害とみなす行為
{61}
法113条11項
{62} 損害額の推定等
{63} 賠償額の算定例
{64} 不法行為
{64-2} 不法行為/一般不法行為
{65}
過失責任
{66} 不法行為に関するその他の論点
{67} 権利濫用
{68} 罰則
{69} 著作権等管理事業
{70}
渉外関係
{71}
その他の論点
{72} プロバイダー責任制限法
{73} 不正競争防止法
{74} その他
▽ 最高裁判例(時系列)
{cs} 独立行政法人日本芸術文化振興会の理事長がした、劇映画の製作活動に対する助成金を交付しない旨の決定が、理事長の裁量権の範囲を逸脱し又はこれを濫用したものとして違法であるとされた事例
▶令和5年11月17日最高裁判所第二小法廷[令和4(行ヒ)234]
{cs} 音楽教室の運営者と演奏技術等の教授に関する契約を締結した者(生徒)のレッスンにおける演奏に関し当該運営者が音楽著作物の利用主体であるということはできないとされた事例
▶令和4年10月24日最高裁判所第一小法廷[令和3(受)1112]
{cs}「著作物の公衆への提供若しくは提示」(19条1項)は,係る著作物の利用(21条~27条)によることを要するか/「リツイート」による氏名表示権侵害を認定した事例/その他
▶令和2年7月21日最高裁判所第三小法廷[平成30(受)1412]
{cs} 音楽著作権管理事業者の放送使用料の包括徴収行為につき、独禁法2条5項所定のいわゆる排除型私的独占の該当性が問題とされた事例
▶平成27年4月28日最高裁判所第三小法廷[平成26(行ヒ)75]
{cs} 人の氏名肖像等の無断使用行為がパブリシティ権侵害として不法行為法上違法となる場合
▶平成24年2月2日最高裁判所第一小法廷[平成21(受)2056]
{cs} 旧法下において興行された独創性を有する映画の著作物の複製物を輸入等する行為をした者がその著作権の存続期間が満了したと誤信していたとしても当該行為について少なくとも過失があるとされた事例
▶平成24年1月17日最高裁判所第三小法廷[平成22(受)1884]
{cs} 価値中立ソフトの公開提供の幇助行為該当性
▶平成23年12月19日最高裁判所第三小法廷[平成21(あ)1900]
{cs} 我が国について既に効力を生じている著作物の保護に関するベルヌ条約に我が国が国家として承認していない国が事後に加入した場合における当該国の国民の著作物である映画の要保護性(法6条3号該当性)/法6条各号所定の著作物に該当しない著作物の利用行為と不法行為の成否
▶平成23年12月8日最高裁判所第一小法廷[平成21(受)602]
{cs}「ロクラクⅡ」事件(インターネット通信機能を有するハードディスクレコーダーを用いたサービスの侵害主体性が争点となった事例)
▶平成23年1月20日最高裁判所第一小法廷[平成21(受)788]
{cs}「まねきTV」事件(放送番組を利用者からの求めに応じ自動的に送信する機能を有する機器を用いたサービスの侵害主体性が争点となった事例)
▶平成23年1月18日最高裁判所第三小法廷[平成21(受)653]
{cs} 著作者が自然人である著作物について,当該自然人が著作者である旨がその実名をもって表示されて公表された場合における旧著作権法による著作権の存続期間
▶平成21年10月8日最高裁判所第一小法廷[平成20(受)889]
{cs} 旧法下の映画の著作物の著作権の存続期間につき、経過規定の文言「この法律の施行の際現に」の意義が争点となった事例
▶平成19年12月18日最高裁判所第三小法廷[平成19(受)1105]
{cs} 公立図書館の職員が図書の廃棄について不公正な取扱いをすることと当該図書の著作者の人格的利益の侵害による国家賠償法上の違法
▶ 平成17年7月14日最高裁判所第一小法廷[平成16(受)930]
{cs} 名誉毀損の成否が問題となっている「法的な見解の表明」と「意見ないし論評の表明」
▶平成16年7月15日最高裁判所第一小法廷[平成15(受)1793]
{cs} 物のパブリシティ権( 競走馬の所有者が競走馬の名称を無断で利用したゲームソフトを製作販売した業者に対し物のパブリシティ権侵害を理由として当該ゲームソフトの製作販売等の差止請求又は不法行為に基づく損害賠償請求をすることの可否)
▶平成16年2月13日最高裁判所第二小法廷[平成13(受)866等]
{cs} 著作権法15条1項にいう「法人等の業務に従事する者」の該当性
▶平成15年4月11日最高裁判所第二小法廷[平成13(受)216]
{cs} モデル小説の出版等の差止め(名誉・プライバシー等の侵害に基づく出版の差止め)を肯認した事例
▶平成14年9月24日最高裁判所第三小法廷[平成13(オ)851]
{cs} 家庭用テレビゲーム機に用いられる映画の著作物の複製物を公衆に譲渡する権利は消尽するとされた事例
▶平成14年4月25日最高裁判所第一小法廷[平成13(受)952等]
{cs} 小説形式の原稿に基づいて制作された連載漫画が原作原稿を原著作物とする二次的著作物であるとされた事例/二次的著作物である連載漫画の原著作物である原作原稿の著作者から連載漫画(二次的著作物)の著作者に対する主人公を描いた絵画の作成,複製又は配布の差止請求の可否
▶平成13年10月25日最高裁判所第一小法廷[平成12(受)798]
{cs} 言語の著作物の翻案の意義
▶平成13年6月28日最高裁判所第一小法廷[平成11(受)922]
{cs} 国際裁判管轄が問題となった事例(不法行為に基づく損害賠償請求訴訟につき民訴法の不法行為地の裁判籍の規定に依拠して我が国の裁判所の国際裁判管轄を肯定するために証明すべき事項,その他)
▶平成13年6月8日最高裁判所第二小法廷[平成12(オ)929]
{cs} カラオケ装置リース業者の注意義務と音楽著作権侵害の共同不法行為性を認定した事例
▶平成13年3月2日最高裁判所第二小法廷[平成12(受)222]
{cs} メモリーカードの使用がゲームソフトの著作者の有する同一性保持権を侵害するとされた事例
▶平成13年2月13日最高裁判所第三小法廷[平成11(受)955]
{cs} 印刷用書体の著作物性
▶平成12年9月7日最高裁判所第一小法廷[平成10(受)332]
{cs} 論評中の他人の著作物の引用紹介に適切を欠く部分があっても全体として正確性を欠くとまではいえないとして当該論評に名誉毀損としての違法性があるということはできないとされた事例/同一性保持権の侵害を否定した事例
▶平成10年7月17日最高裁判所第二小法廷[平成6(オ)1082]
{cs} 漫画の登場人物のキャラクターの著作物性/二次的著作物の著作権が生ずる部分/ある登場人物が最初に掲載された連載漫画の著作権の保護期間が満了した後にその登場人物について著作権を主張することの可否/著作権法21条の複製権を時効取得する要件としての権利行使の態様とその立証責任
▶平成9年7月17日最高裁判所第一小法廷[平成4(オ)1443]
{cs} 映画著作物の独占的ビデオ化権者が著作権侵害罪の告訴権を有するとした事例/侵害とみなす行為に著作権侵害罪が適用されるとした事例
▶平成7年4月4日最高裁判所第三小法廷[平成6(あ)582]
{cs} ある者の前科等にかかわる事実が著作物で実名で使用されて公表された場合における損害賠償請求の可否
▶平成6年2月8日最高裁判所第三小法廷[平成1(オ)1649]
{cs} 詩人の著作物を収録し生存中にその承諾の下に出版された編集著作物の編集に関与した者の編集著作権が否定された事例
▶平成5年3月30日最高裁判所第三小法廷[平成4(オ)797]
{cs} 商標権侵害の主張が権利の濫用に当たるとされた事例
▶平成2年7月20日最高裁判所第二小法廷[昭和60(オ)1576]
{cs} カラオケ伴奏による客の歌唱につきカラオケ装置を設置したスナック等の経営者が演奏権侵害による不法行為責任を負うとされた事例
▶昭和63年3月15日最高裁判所第三小法廷[昭和59(オ)1204]
{cs}「氏名を正確に呼称される利益」の不法行為法上の要保護性とその判断基準
▶昭和63年2月16日最高裁判所第三小法廷[昭和58(オ)1311]
{cs} 訴えの提起が違法な行為となる場合
▶昭和63年1月26日最高裁判所第三小法廷[昭和60(オ)122]
{cs} 出版物の頒布等の仮処分による事前差止めが問題となった事例
▶昭和61年6月11日最高裁判所大法廷[ 昭和56(オ)609]
{cs} モンタージユ写真(パロディ)は同一性保持権を侵害するか/一個の行為により同一著作物についての著作財産権と著作者人格権とが侵害されたことを理由とする著作財産権に基づく慰藉料請求及び著作者人格権に基づく慰藉料請求と訴訟物の個数/著作者の声望名誉の意義
▶昭和61年5月30日最高裁判所第二小法廷[昭和58(オ)516]
{cs} 美術の著作物の原作品につきその無体物の面を利用する行為と所有権侵害の成否
▶昭和59年1月20日最高裁判所第二小法廷[昭和58(オ)171]
{cs} 旧著作権法30(著作権の制限)30条1項2号にいう引用の意義/他人の写真を改変して利用することによりモンタージュ写真を作成して発行した場合と著作者人格権(同一性保持権)の侵害
▶昭和55年3月28日最高裁判所第三小法廷[昭和51(オ)923]
{cs} 著作物の複製の意義/既存の著作物を知らないでこれと同一性のある作品を作成した者と著作権侵害の責任
▶昭和53年9月7日最高裁判所第一小法廷[昭和50(オ)324]
{cs} (旧)著作権法30条(著作権の制限)1項8号は憲法29条に違背するか
▶昭和38年12月25日最高裁判所大法廷[昭和34(オ)780等]
▽ アメリカ合衆国連邦裁判所判例
{uscs} FOURTH ESTATE PUBLIC BENEFIT CORPORATION,PETITIONER v. WALL-STREET.COM,
LLC, ET AL. [March 4, 2019]
~411条(a)の解釈:いわゆる「登録アプローチ」(registration approach)を採用したケース~
{uscs} KIRTSAENG, dba BLUECHRISTINE99 v. JOHN WILEY & SONS, INC.(March 19, 2013)
~外国で作成された適法なコピーの輸入(再売買)にファーストセールドクトリンが適用されるかが争点となった事例~
{uscs} U.S. v. American Society of Composers, Authors and Publishers (2nd Circuit/09/28/2010)
~音楽著作物にかかるデジタル録音物をダウンロードすることは「公の実演」に当たるか~
{uscs} Maverick Recording Co. v. Whitney Harper (5th Circuit/2/25/2010)
~デジタル音楽ファイルのダウンロードと§402(d)適用の可否/「善意の侵害者」の抗弁~
{uscs} METRO-GOLDWYN-MAYER STUDIOS INC. V.GROKSTER, LTD. 545 U.S. 913 (2005)
~ファイル共有ソフト提供者の侵害主体性を認定したケース~
{uscs} ELDRED et al. v. ASHCROFT, ATTORNEY GENERAL, 537 U.S. 186(2003)
~著作権保護期間延長法(ソニー・ボノ法)の合憲性が争われたケース~
{uscs} NEW YORK TIMES CO., INC., et al. v. TASINI et al., 533 U.S. 483 (2001)
~米国著作権法§201(c)の適用解釈―新聞・雑誌の電子版(データベース)―が問題となったケース~
{uscs} QUALITY KING DISTRIBUTORS, INC. v. L' ANZA RESEARCH INTERNATIONAL, INC.(March
9, 1998)
~コピーの輸入(再売買)にファーストセールドクトリンが適用されるかが争点となった事例~
{uscs} Campbell v. Acuff-Rose Music (92-1292), 510 U.S. 569 (1994)
~商業的なパロディもフェア・ユースになり得ると認定したケース~
{uscs} FEIST PUBLICATIONS, INC. v. RURAL TEL. SERVICE CO., 499 U.S. 340 (1991)
~編集著作物に関するケース:「オリジナリティー」にも言及した非常に意義深い判例~
{uscs} NASH v. CBS, INC., 899 F.2d 1537 (7th Cir. 1990)
~歴史的読み物(ノンフィクション)をどこまで保護すべきか~
{uscs} Community for Creative Non-Violence v. Reid, 490 U.S. 730(1989)
~職務著作物性が争われた代表的なケース~
{uscs} Harper & Row v. Nation Enterprises, 471 U.S. 539(1985)
~フェア・ユースに関する代表的な判例~
{uscs} SONY CORP. OF AMER. v. UNIVERSAL CITY STUDIOS, INC., 464 U.S. 417 (1984)
~侵害主体論--寄与侵害--に関する代表的なケース~
{uscs} HOEHLING v. UNIVERSAL CITY STUDIOS, INC., 618 F.2d 972 (2nd Cir. 1980)
~「歴史的事実に対する解釈」の著作物性(侵害性)~
{uscs} Herbert Rosenthal Jewelry Corp. v. Edward and Lucy Kalpakian, Etc., 446
F.2d 738 (9th Cir. 1971)
~「アイディア」と「表現」が分離・区別できない場合における著作権による保護~
{uscs} MAZER v. STEIN, 347 U.S. 201 (1954)
~「実用品」に利用される小像の著作権による要保護性が問題となったケース~
{uscs} NICHOLS v. UNIVERSAL PICTURES CORPORATION et al., 45 F.2d 119 (2d Cir.
1930)
~「表現」と「アイディア」を峻別する抽象化理論~
{uscs} Baker v. Selden, 101 U.S. 99(1879)
~”idea-expression dichotomy”(アイディア-表現二分法)に関するリーディングケース~